かまくらげんき動物病院

神奈川県鎌倉市にあるかまくらげんき動物病院の情報です。

東洋医学と西洋医学を併用した治療 診察では、東洋医学の四診（望診、聞診、切診、問診）と、西洋医学のレントゲンや血液検査を組み合わせています。特に、獣医師が目で見たこと、患部の感触、ペットの匂いなど、五感で得た情報を重視しています。疾患の内容がわかった段階で、症状の程度や飼い主さまの考えに合わせて治療方法を複数ご提案します。たとえば椎間板ヘルニアでは、「手術で完治を目指す」「鍼灸で痛みを和らげていく」「その両者を組み合わせる」「内科的な治療を行う」などの方法があります。迷って選べないという飼い主さまには、気持ちを紐解いてあげるようにしています。こうして納得できるプランを選んでいただくように整理していくことを得意としています。
東洋医学について 鍼灸の施術では人間であれば「肩が回るようになった」「膝の痛みが和らいだ」などと教えてくれますが、ワンちゃんやネコちゃんは話せないので、目に見える結果を出すことを重視しています。また、ペットが鍼灸を嫌がらないように、やわらかいクッションを敷くなど、「どうすれば心地よく施術を受けられるか」を常に考えています。リラックスした表情を浮かべる子も多く、同席した飼い主さまからも、よく「私も受けてみたい」との感想を伺います。鍼灸を受けるとペットは血行が改善されるので、鼻水が出てくる子が多いですが、それは効果が出ている印ですのでご安心ください。
西洋医学について 当院では特別な場合を除き、すべての診療を飼い主さまの目の前で行います。血液検査やレントゲン検査で得られた情報はパソコンで表示し、エコーのモニターも見てもらって、薬の処方箋もわかりやすく提示します。
治療プランも、飼い主さまがしっかり理解できるように「この方法を選ぶと、将来はこうなりますよ」とシミュレートして伝えています。
また、飼い主さまとの信頼関係を築くために、ニュースレターなどを作って「こんな院長が診ている」と自ら開示しています。フードや薬を受け取りに来院された飼い主さまに対しても、看護師だけに任せず、少しでも言葉を交わすように心がけています。

来院しやすいように 病院はペットにとって、不安になったり気が立ったりすることもある場所です。特に神経質なネコちゃんの場合、知らない場所に来て知らない人に触れられたら怒って当然です。そのため、診察では最短の時間で最大の情報を得ることを重視し、ペットが緊張してストレスがたまってしまう前に終わらせることを心がけています。
また、14時から15時まではキャットアワーで、ネコちゃんのみ予約制で診療しています。2階の待合室には緑の壁で覆ったネコ部屋もあり、音や視界が遮断されて落ち着けるため、好評をいただいています。