上野公園

上野公園は都内でも有数の桜の名所のひとつ。江戸時代、天海僧正が江戸城鎮護を祈願して寛永寺を創建した際、上野の山内随所に桜を植えたのが始まりとされています。園内には約1200本の桜が植えられており、満開の時期には公園全体が桜色に染まります。その美しさから毎年多くの花見客が訪れています。また上野公園周辺には「谷中霊園」という桜の名所がありますので、お花見の際はそちらも散策してみてはいかがでしょうか。※写真はイメージです。

上野公園内にある「不忍池」は、夏の風物詩である蓮（ハス）の名所です。江戸時代の浮世絵にも描かれており、7月中旬～8月中旬頃になるとピンク色の蓮の花を見ることができます。またペリカンや鵜、鴨やカルガモなどの野鳥が観察できたり、ボート遊びを楽しむこともできます。夏には「江戸趣味納涼大会」が繰り広げられ、池畔や弁天堂参道に植木市や昔ながらの夜店風景が広がるので、上野観光やデートスポットにおすすめです。※写真はイメージです。

上野公園内・周辺には、歌川広重の浮世絵『上野清水堂不忍ノ池』の“月の松”がある「清水観音堂」や「上野東照宮」など重要文化財や史跡・寺社が数多く存在します。公園からほど近い「寛永寺」は、江戸時代に天海大僧正によって建立された徳川家ゆかりのお寺。最盛期には上野公園のほぼ全体が境内の一部になっていた由緒あるお寺で、長寿や福徳・芸能の守りとして信仰されています。江戸の歴史に触れられるおすすめのスポットです。※写真はイメージです。

上野公園周辺は、美術館や博物館などの文化施設が集中するエリア。日本の総合的な博物館として、東洋諸地域にわたる文化財を収集・保管している「東京国立博物館」をはじめ、公園内にも「東京都美術館」、「上野の森美術館」、「国立科学博物館」、世界文化遺産として登録された「国立西洋美術館」など、数多くの文化施設が健在しています。それぞれの美術館や博物館では期間限定の展示会も行われており、海外の美術品や芸術にも触れることができます。※写真はイメージです。