国技館とは

国技館へのアクセス方法

【自動車】
国技館には来場者用の駐車場がなく、施設としては車での来場を推奨していません。近隣には徒歩圏内にタイムズ、リパークなどのコインパーキングなどがありますが駐車台数には限りがあり、イベントの開催される日などはすべて満車となることもあります。

【公共交通機関】
JR総武線「両国駅」西口徒歩2分、都営地下鉄大江戸線「両国駅」から徒歩5分です。

国技館の座席数、収容人数

国技館の収容人員は約11,000人で、イス席の他、マス席と呼ばれる独特の観覧席があります。マス席はイスはありませんが、大人2人〜4人ほどが座れるスペースに仕切られています。土足禁止で、相撲などでは座布団が敷かれます。

大相撲において「満員」「大入り」などと表現されるのは最大収容人数のおよそ75%以上であるときです。相撲やスポーツ以外の利用で、音楽イベントなどのときには、ステージの設置、設備などの関係で観客席は5,000〜6,000席とおよそ半分程度になる場合が多いです。このようなイベントの際、土俵はエレベーターのような装置によって地下に格納されています。

国技館のライブ

国技館では音楽イベントも開催されます。基本的に音楽イベントは大相撲の開催がされていない時期に行われます。

国技館でライブを行うのは国内外のアーティストやグループ、バンドなど様々です。都心にあり、アクセスしやすい場所なので好条件の会場ですが、少なくとも5,000人以上を集められるアーティストに限られるため、実際に開催されているのは、一定の知名度を誇るアーティストであることが多いです。
国技館で行うライブは特別なものであると認識するアーティストは多く、アーティストにとって節目となる周年記念や大切な意味合いを持つイベントやライブで使用されることも多くあります。

国技館のお土産、売店

国技館にはお土産や相撲グッズを販売する売店が併設されています。こちらの売店では、相撲の番付表や相撲をモチーフにしたグッズや、関連商品などが多数販売されています。特徴的な色使いや書体のグッズも多く、これらの商品は相撲好きはもちろん、海外から訪れる観光客にも人気です。
人気力士の応援グッズや和雑貨、アクセサリーなど、大相撲グッズの種類は多岐に渡ります。

売店の営業は10:00~16:00で、定休日は土日曜、祝日や年末年始となっています。
場所中は入場者のみの利用に制限されていますが、その他の時期には誰でも大相撲グッズを購入することができます。そのため、グッズのみをお土産として購入したい場合には、本場所が開催されていない時期に訪れることをおすすめします。

両国国技館の地下、焼き鳥

国技館の名物おつまみとして親しまれているのが「焼き鳥」です。この焼き鳥は、実は国技館の地下で、50人前後の専門スタッフによって製造されています。1場所でおよそ5万本を売りあげるという国技館の焼き鳥は、相撲観戦者が楽しみとする大相撲グルメと言えます。

この国技館の焼き鳥を楽しみにしているのは、観戦者だけではありません。本場所の前には、審判部の親方衆などにも配られます。国技館名物の焼き鳥は国技館以外にも、東京駅、上野駅、新宿駅、八王子駅、大宮駅などで、また、東京スカイツリータウン・ソラマチ(土日祝日のみ)や明治座(定期販売)などで販売されます。

両国国技館のグルメ、飲食物の持ち込みについて

国技館は基本的に飲食の持ち込みなどが禁止されており、館内で購入したり館内のレストランで飲食をするのがマナーとなっています。

館内には飲食売店や国技館カフェで名物の焼き鳥や弁当、たこ焼き、アルコール類を含むドリンクなどがあり、軽食に困ることはありません。

2階の食事処「雷電」では、焼き鳥丼セットや雷電ちゃんこセットなど国技館ならではのメニューを味わうことができます。大相撲では観戦しながら食事をとることも楽しみ方の一つです。

ただし、たまり席での飲食は、安全上の理由などから厳しく制限されています。

両国国技館周辺の観光スポット

国技館の周辺は昔ながらの伝統や歴史を感じさせるスポットが多くあります。国技館から歩いて8分ほどの場所にある「東京都江戸東京博物館」は魅力的な企画展の開催と質の高い常設展示があり、国内外から多くの人が訪れます。
同じく江戸の文化を感じさせる施設に「両国花火資料館」があります。江戸東京博物館と比較すると規模は劣りますが、花火の魅力が十分に伝わる展示内容となっています。

そのほかにも、国技館から歩いて5分ほどの場所には入場無料の「旧安田庭園」があります。こちらの庭園は都心のオアシスとも呼ばれ、庭園美や自然景観を楽しむことができます。このエリアは作家の芥川龍之介が生まれた土地ということもあり、芥川龍之介にちなんだ看板(グレイスビル両国の前)や文学碑(両国小学校)などが点在しています。