「東京ドームシティ」は東京都文京区後楽のエリアの総称であり、その中には「東京ドーム」、「東京ドームシティアトラクションズ」(旧後楽園ゆうえんち)、「ミーツポート」などのレジャーやアミューズメント、そして宿泊施設「東京ドームホテル」なども含まれています。
とくに、2003年にスパ施設を中心とした「ラクーア」がオープンしてからは「観る」「遊ぶ」「くつろぐ」「泊まる」など、短期から中長期に渡って充実したアーバンリゾートが楽しめるエリアとして、年間の来場者数が3,500万人を超える、国内でも有数の人気スポットとなっています。
アトラクションやファストフード店を含むラクーア(LaQua)エリアの中核をなすのはスパ施設「スパ ラクーア(Spa LaQua)」が入ったラクーアビルです。このビルの5〜9階には屋内風呂、露天風呂、サウナ、エステ、マッサージ、ヘア・メイク、ネイルサロンなど健康と美容に関連するサービスが豊富で、休憩用のラウンジや仮眠スペースなど寛ぎと癒しの空間が設けられています。
また、その他にも、スタジアムシアター、ゲームカジノ、フィットネスクラブなど館内には様々なレジャー&アミューズメントスポットがあります。
「東京ドームシティ」内にある「ミーツポート」(MEETS PORT)は、2008年3月にオープンした複合商業施設で、地上5階、地下4階建の建物です。地下は主に駐車場となっており、地上1階から5階までは飲食店やコンビニエンスストアなどの各種店舗が入っています。
特徴的なのは3階にある空中庭園で、この庭園は「東京ドームシティ」内へ伸びる通路となっており「東京ドームシティアトラクションズ」の「パラシュートゾーン」に繋がっています。
「アソボーノ!」(ASOBono!)は「東京ドームシティ」内にある小学生以下の子どもが遊べる空間です。遊具や仕掛けが満載の「アソボーノ!」では海や山などテーマごとに別れてたエリアで想像力豊かな子どもたちが自由に遊ぶことができます。
子どもだけでなく、大人も一緒になって楽しめる遊び場となっており、子どもの個性を伸ばすとともに、親子の絆が深まるアトラクションが数多くあるのが特徴です。対象年齢が0〜24ヶ月の乳幼児専用エリアや授乳室や離乳食、さらにオムツの用意もあるので、小さなお子さん連れでも安心です。
「シアターGロッソ」は「東京ドームシティアトラクションズ」のスーパー戦隊シリーズのヒーローショーの準専用劇場です。従来は屋外ステージだったため、雨天中止など天候に左右されることもありましたが、屋内型の劇場となった現在は、年間を通じてショーやイベントが開催できるようになりました。
ヒーローショーの他、『忍たま乱太郎』や『イナズマイレブン』のなどのキャラクターショー、あるいはAKB48などのアイドル公演などのイベント会場としても利用されています。
読売ジャイアンツの本拠地である「東京ドーム」のある「東京ドームシティ」には、日本で唯一の日本専門博物館である「野球殿堂博物館」が設けられています。館内には日本の野球界の発展に貢献した「野球殿堂入りの人々」の肖像レリーフが展示されている他、野球の歴史資料が収蔵されています。
実物の写真や資料などの収蔵品は約4万点にも上ります。その他、図書室には、野球をはじめとした多くのスポーツの関連図書およそ5万点が所蔵されています。
「東京ドームシティ」はJR山手線の内側にあり、最寄駅はJR中央線・総武線・都営三田線「水道橋」駅、東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅、都営大江戸線「春日」駅で、東京駅から10分、「上野」駅から7分、「新宿」駅から15分、「池袋」駅から7分、「渋谷」駅から20分と、都内各所からアクセスしやすい場所にあります。
施設内には駐車場もあるので車での来場も可能ですが、イベント日や休日には混雑するため公共交通機関の利用をおすすめしますが、平日はそれほど混雑もなく、一日利用の最大料金が設定されている日もあります。
「東京ドームシティアトラクションズ」は「東京ドームシティ」の東側ある旧「後楽園ゆうえんち」を再開発して開業された大人向けの都市型アミューズメントパークです。
「東京ドームシティ」内の「ラクーア」エリア側と「タワーランド」「パラシュートランド」エリアは地下通路や歩道で園内を行き来できるよう設計されています。
大人向けでありながら、代表的なイベントとしてスーパー戦隊シリーズのヒーローショーが開催される他、近年は「コスプレイベント」も開催地としても知られています。