香川県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

香川県で葬儀を行った場合、葬祭を行った方に対して葬祭補助金が支給されます。この金額は県内で一律ではなく、手続きの仕方も異なってくるので、お住いの市町村にあらかじめ確認しておくといいでしょう。例えば高松市や丸亀市、三豊市では、国民健康保険に加入されていた方が亡くなると、5万円が支払われます。また、後期高齢者医療制度の被保険者が亡くなられた場合は、3万円が支給されるようです。香川県では、葬儀・告別式の後に火葬を行う「後火葬」が一般的ですが、通夜が始まるまでは独特の流れがあります。まず、人が亡くなるとご遺体は自宅にお帰りになります。そして僧侶を呼び、ご遺体の枕元で読経が行われます。これは「枕経」と呼ばれるもので、これを行うことにより死亡した人が無事に往生できると考えられています。夕方以降に通夜が始まるので、この時に地域の人が集まってきて読経を行い、その後敷布団とともに納棺されます。一般的には、納棺をしてから通夜が行われることが多いのですが、敷布団に寝かせたままというのは、とても珍しい風習です。その他にも、火葬場にご遺族などの近親者の女性が行く時には、髪に三角の白い紙を挟むことがあります。これは「女性を穢れから守る」という意味合いがあり、同様の理由から火葬場に行かないという地域もあるようです。

香川県は葬儀費用は約80～100万円程度と、全国平均の120万円に比べると比較的安い地域です。香川県を含む四国地方は、葬儀費用が安くなる傾向があり、これらの理由としてあげられるのが「高齢化率の上昇」です。高齢者が増えると、亡くなった方の友人の数なども必然的に減り、さらに葬儀に出席できないというケースも珍しくありません。そのため、一般葬ではなく家族葬を選択する方が徐々に増えてきているようです。現在は、一般葬が約60％、家族葬が約30％という割合ですが、年々一般葬が減少し、家族葬が増加している傾向にあります。一方香川県の火葬場は27件あります。古い火葬場がまだ現役で稼働していることも多く、近代的な斎場・火葬場への移行や統廃合が進められています。衛生面から見ても、近代的な火葬場設備への鞍替えが求められていますが、近隣住民の反対運動や古い火葬場の存続署名活動があったりと、スムーズには進んでいない状況です。また、県内には公営の斎場のみとなっているため、使用しやすいメリットもありますが、執り行いについては別途葬儀社に相談する必要が出てきます。

日本の四国地方に位置する香川県は、47都道府県の中で面積が一番小さい県です。日本一面積の大きい市町村である岐阜県高山市よりも県全体の面積が小さく、平野が県土のほぼ半分を占めています。北部には瀬戸内海が広がり、小豆島など多くの島々が点在しています。本州の岡山県とは島々を伝う形で架けられた瀬戸大橋により、道路・鉄路で結ばれ、本州との行き来がしやすくなっています。人口密度は全国11位と日本の主要な都市圏に次いで高くなっていますが、人口は1999年あたりをピークに徐々に減少傾向にあります。現在は約95万人が香川県に住んでいます。年齢別に見ると、0～14歳の年少人口と15～64歳の生産年齢人口は緩やかに減少してきており、65歳以上の老年人口は急激に増加しています。地域別に見た場合に、四国の他3県からの転入の増加よりも、東京圏や大阪圏への転出が著しく大きいことが、香川県の人口減少に大きい影響を与えています。県内には80件のお墓や霊園が点在しており、緑に囲まれ広い敷地を有した近代的な印象の墓地もありますが、お寺や公営の墓地の割合が多いです。しかしながら、ご家族が少ない方や単身の方でも入れる集合型の永代供養墓などが新たに完成したりと、着実に近年の多様なニーズに対応してきています。