島根県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

島根県では、国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入している方が亡くなられた場合、申請をすれば葬祭を行った方に対して葬祭費が支給されます。金額は3万円というところが多いようですが、市町村によって違う場合もあるので、お住いの市町村の窓口に相談してみるとよいでしょう。同じ市町村でも、国民健康保険と後期高齢者医療制度の金額が変わる場合がありますので、注意が必要です。また、社会保険に加入している方が亡くなられた場合は埋葬料が支給されます。松江市では、上限5万円までで実費精算となります。また、生活保護を受けている世帯の方が亡くなられた際に葬儀費用が出せない場合は、自治体からの葬祭扶助の範囲内で民生葬を執り行うことが可能です。島根県は、葬儀の前に火葬を行う「前火葬」が多い地域です。出雲大社のお膝元であることから、大安の日も葬儀を避ける風習があります。島根県の西部では通夜が主体となり、東部では葬儀・告別式が主体となる傾向があります。また、西部は浄土真宗の熱心な信徒が多いと言われ、葬儀でも本を見ずに読経できる人が多く、慣れない参列者は驚くこともあるようです。しかし、大抵の場合は経本が配られるのでそれを見れば大丈夫です。

島根県では、若い世代が県外へ転出する割合が高く、県内にいるとしても都市部への移住が多くなっています。そのため地域コミュニティー内の人間関係が希薄になり、昔ながらの風習を行わない層が増えてきています。「お悔やみ不可」の葬儀であったり、宗教儀式を行わない「直葬」が増加傾向にあり、葬儀の小規模化の原因となっています。また、高齢化によって死亡者の年齢が高く、社会的な繋がりがない場合が多いことも理由としてあげられます。以前は定年退職後、70歳代で亡くなるパターンが多かったのが、昨今は80歳を超える長寿化で、喪主も定年退職しているケースが多いためです。島根県には28件の火葬場があり、隣の鳥取県と比べるととても多い施設数です。浜田市や出雲市などでは、一つの自治体で複数の公営火葬場を運営していることがあります。また、内陸側では豪雪に見舞われることがあるほか、地形が東西に長く伸びているなど、いろいろな要因から火葬場が多くなったと考えられます。全国的な問題となっていますが、島根県でも古い火葬場がまだまだ現役で稼働しており、近代的な火葬場・斎場への移行が求められています。しかし、近隣住民の反対運動が起こり、スムーズには進んでいない地域もあるようです。

島根県は、中国地方に位置しています。日本海に面しており、東は鳥取県、西は山口県、南は広島県に接しています。世界遺産である石見銀山遺跡や出雲大社、加茂岩倉遺跡など、歴史的遺産が数多く残っており、たくさんの観光客が訪れます。また、約1027キロメートルに及ぶ海岸線の美しさと広大な山野は自然景観に富み、きれいな空気と青い空、そして緑に囲まれた大地という豊かな環境をつくっています。島根県の人口は、約67万人です。0～14歳の年少人口と、15～64歳の生産年齢人口は昭和の終わりころから減少を続けています。65歳以上の老年人口は平成3年から増加しています。全市町村で人口が減少してきており、その理由としては自然減少と社会減少の両方があげられます。自然減少とは、生まれる人数よりも死亡する人数が上回ることで、社会減少とは県外から転入してくる人よりも、県外へ転出する人の方が多いということです。また、県内の人の移動についてみると、人口は減少していますが、都市部の人口割合は増加しており、若い世代が都市部へ移動していることがわかります。島根県には、122件のお墓や霊園があります。歴史ある寺院が管理する墓地から、開放感のあるやすらぎの霊園など、さまざまな特徴をもっています。