和歌山県の葬儀場をお探しならやさしいお葬式

和歌山県では、後期高齢者医療制度の被保険者が亡くなられた場合、葬祭を行った方に対して葬祭費が3万円支給されます。国民健康保険の被保険者が亡くなられた場合も同様に、葬祭費が支給されます。市町村によって金額が異なることがありますが、海南市をはじめ3万円というところが多いようです。申請は、市町村の担当窓口で行います。また田辺市では、対象となる火葬場を使用すると、各斎場使用料の一部が補助されます。田辺市だけではなく、市町村ごとにそれぞれ補助金が出る場合がありますので、確認してみるとよいでしょう。和歌山県は、葬儀の後に火葬を行う「後火葬」が一般的です。しかし一部地域では、葬儀の前に火葬を行う「前火葬」もあるようです。西日本では通夜振る舞いを行わない地域が多いですが、和歌山県もあまり行われず、お通夜の後は親族・遺族のみでお弁当を食べる程度です。友引の日に葬儀を避けるのは全国的に見られますが、和歌山県では友引に加えて、暦注の「三隣亡」の日も葬儀を避ける風習があります。三隣亡は、「三軒隣まで亡ぼす」という意味で、家の上棟式などを行うとよくないとされている凶日です。本来、葬儀とはなんの関係もなく、その字面の印象から葬儀も避けるようになったのではないかと言われています。

和歌山県の葬儀を行う場所は、葬儀社の専用斎場が約80％、寺院が約10％、自宅・集会場が約10％と、他県の傾向と同様に自宅葬が減少しています。また病院で亡くなられた場合、自宅へお帰りになるのではなく、葬儀社の安置施設での故人のお預かりが増加しており、約80％を占めています。その要因として考えられることは、少子高齢化の影響です。死亡者の年齢が高齢のため、定年を迎えてからすでに数十年経っており、社会的な繋がりがない人が増えています。遺族側も高齢である場合が多く、葬儀を簡素に行いたいという声が聞こえてきます。そのため、葬儀の規模縮小が進んでいるのです。和歌山県の火葬場は27件で、比較的多いです。しかし古い火葬場がだいぶ残っており、現役で稼働しているところも少なくありません。和歌山県では、近代的な火葬場・斎場が新設されたところもあり、徐々に老朽化した火葬場が廃止されてきています。しかし中には、近隣住民の反対運動が起こり、スムーズには進んでいない地域もあるようです。大気汚染物質などの影響が考えられるため、衛生面から見ても近代的な火葬場・斎場へのいち早い鞍替えが求められています。

和歌山県は、近畿地方にある県の一つで、日本最大の半島である紀伊半島の南西側に位置し、県南部には大規模な山地を有しています。和歌山市を中心とする県北部は阪神工業地帯に属し、沿岸部では製鉄所や石油製油所などの重化学工業が盛んです。県全域で果樹栽培を中心とする農業も盛んで、特に県中部ではミカンやウメなどの特産品を生産しています。また、世界遺産に指定されている高野山は、1200年前に弘法大師・空海が開山した真言密教の聖地です。和歌山県の人口は、約96万人です。年齢別にみると、0～14歳の年少人口と15～64歳の生産年齢人口は減ってきているのに対し、65歳以上の老年人口は増えてきており、高齢化が進んでいます。要因として、自然動態（出生－死亡）と社会動態（転入－転出）がともに減少していることが考えられます。また、和歌山市では、交通網の発達により大阪圏などへ引っ越す人が増えるストロー現象が深刻で、人口減少が続いています。その一方で、岩出市や橋本市などでは諸都市のベッドタウンとして顕著な人口増を続ける都市が目立ちます。和歌山県には、72件の霊園や墓地があります。昔ながらの寺院の墓地から、新しく整備された広々とした霊園まで、いろいろな種類が存在しています。