皆さまはご自身のお口の中の状態をどれくらい理解していますか?歯が悪くなるのには原因があります。原因を根本から取り除かなければトラブルが再発し、再治療を繰り返すことは抜歯につながることもあります。
歯科治療の方法は複数ありますが、患者さんがお口の中の状態をきちんと理解できていなければ、納得のいく方法を選択することはできません。もしも治療を受けようとお考えでしたら、まずは検査を受けてお口の中の状態を理解する必要があります。当院では、しっかりと検査をした上で治療に進みます。患者さんのご希望と症状に合った治療方法を見つけ、一緒に健康な口元を取り戻しましょう。
◆インプラント治療を学び始めた理由◆
私は大学を卒業する時に、インプラント治療を習得することを決めました。
なぜインプラント治療なのか?
それはインプラント治療は、他の全ての歯科治療が出来なければ行えない治療だからです。虫歯治療、歯周病治療、根管治療により口の中の病的な感染を取り除き、噛み合わせの乱れがあれば矯正治療で改善し、歯の形を考察した上で成立するのがインプラント治療なのです。このような総合的な歯科治療により患者さんを救える歯科医師になる決意として、私はインプラント治療を習得することを決めました。
ただ単純に歯がない部分にインプラント治療を行うことは可能です。しかし、インプラント治療は健康な生活を送るための一つの手段であって、インプラント治療を行うことが目的になることはあり得ません。「歯がないからインプラント治療をする」というような、対症療法的なインプラント治療では長期的な健康は望めません。
もちろん口の中全体や患者さんの背景を考慮し、診査診断のもと丁寧な治療を行なっている歯科医師は多く存在します。その一方で、不十分な診査診断のもと行われた不完全な歯科治療により苦労している患者さんが多く存在することも事実です。
不完全な歯科治療が行われるのは医院側の都合によるものですが、医療の本質は利他です。このような不幸な患者さんを生み出さないために、私はいま自分が知りうるより良い歯科医療を提供します。そして、これからも研鑽を積むことを継続します。
◆どうして自由診療専門なのか◆
私が自由診療専門で開業した理由は「妥協的な歯科医療を提供したくない」からです。
患者さんの悩みをちゃんと聞いて、十分な検査により現状を把握し、患者さんが理解できるように説明を行い、患者さんが選択した治療方針に沿って、より良い治療を行う。
これらは歯科医療を提供するのであれば当然のこととして行うべきですが、保険診療で全ての患者さんに対して、質を保ちながら行うのは困難です。
良い医療を実現するために試行錯誤し、できる限りの工夫と努力をしましたが、全てを妥協のない水準で行うことは私には出来ませんでした。
本当はもっと良いやり方があると理解しながら、不十分な問診、不十分な検査、不十分な説明、不確実な治療法で対応しなければならないことが苦痛でした。
保険診療を希望される患者さんは、全国に6万軒以上ある中から歯科医院を選べる状況にあります。しかし、一般的な歯科診療で治らなかったあるいは希望が叶わなかった患者さんや、より良い歯科医療を求める患者さんを対象とした歯科医院は、東京や大阪などの大都市を除くと、数が少なく選択肢がありません。
このようなことから自分にできる限りの歯科医療を、より良い歯科医療を必要としている患者さんに提供するために、自由診療専門歯科医院を開設しました。患者さんの希望に添った歯科医療を実現するため努力して参ります。