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お墓から遺骨を取り出して移動させる改葬を行う場合、自治体の許可が必要だと法律で規定されています。
勝手に行うと法律違反となるので注意が必要です。

改装許可申請書は、改葬の許可を得るために現在のお墓の所在地を管轄する自治体に提出する書類です。
死亡者の本籍や住所、氏名、申請者の住所や氏名、死亡者との関係などを記載しなければなりません。

自治体のホームページからダウンロードするか、窓口で受け取ることができます。

お墓から遺骨を移動させる際は、お墓に遺骨が埋葬されていることを証明する書類が必要です。
それが埋葬証明書になります。

埋葬証明書は、墓地を管理しているお寺の住職や墓苑の管理者もしくは、公営墓地の場合は自治体から発行してもらいます。
墓じまいは、これまでの墓地契約を解約することになります。

墓地管理者とのトラブルを避け、円滑に改葬が進められるように早めに相談しておきましょう。

墓じまいによりお墓から遺骨を取り出したら、新たな納骨先に遺骨を納める場合は受入証明書が必要です。
受入証明書は、次の納骨先の墓地を管理する寺院や墓苑から発行してもらいます。

一般的に故人とはゆかりのない複数の人の遺骨と一緒に埋葬する合祀墓もしくは、寺院などが一定期間遺骨を管理する永代供養から選びます。
改葬先が墓地ではなく、手元での供養や散骨の場合、どのような手続きになるか自治体に確認しておきましょう。

お墓から遺骨を移動させるのに、今のお墓の使用者（契約者）と、改葬を申請している人が異なる場合にのみ改葬承諾書が必要です。
改葬承諾書は今のお墓の使用者が、遺骨を新たなお墓へ移動してもよいという意思表示になります。

そのため、今のお墓の使用者に署名、押印してもらわなければなりません。
なお、新たなお墓の使用者と改葬申請者が異なる場合、同様に改葬受入承諾書が必要となる場合もあるので、自治体に確認しましょう。

改葬の申請を自治体の窓口で行う場合、申請者の本人確認として身分証明書の提示が必要となります。
身分証明書は、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートや在留カード、特別永住者証明書などです。

また、郵送で申請する場合はこれらの身分証明書の写しが必要となるので、確認して添付しましょう。
他にも、窓口に出向く人と申請者が異なる場合も委任状など別途書類が必要な場合もあるので、事前に問い合わせて下さい。